現虚夢

イェーイ

キツネの夢

ひどい夢を見た。n度寝したから他にも悪い夢を見たのだが、覚えていない。クーラーを付けて寝るようにしたら途端に悪夢を見るようになった。偶然か?

実家の家の裏が蔵王キツネ村みたいになっていた。小さい柵があって中と外にキツネがいた。外にいるキツネはめちゃくちゃ人懐こく、頭をすりつけたり甘噛みしてきたりするのだが、「こいつらは蔵王キツネ村のキツネじゃないし、エキノコックス持ってるかも分からんやん!」とビビると、噛まれた部分とへその近くが小さく腫れていることに気がついた。
こりゃあやばいと母に言うのだが、「こんな時間に病院は開いていないぞ」と言われる。「緊急外来に連れてってくれや」と伝える。蔵王キツネ村にいたときは確かに明るかった(天気は曇り)のだが、なぜか今はアナログ時計が午後十一時を指しているし、外は真っ暗。大きな病院は実家から車で20分はかかる遠い場所にあるし、俺は免許を持っているが車を持っていないしなにより今は体調が危うい。母が車に載せてくれる。
シートベルトに座ると、なぜか心拍数とかのバイタルサインが車のメーターのとこに表示される。近未来的でかっこいいデザインだった。たぶん心拍数とかが危うくなればシートベルトに内蔵されたAEDが背中とかお尻から俺の心臓を電気ショックする。金持ちの友達の新型リーフに乗ったら座席ヒーターでケツが暖かくなってめちゃめちゃビビったのを思い出した。
片側3車線ぐらいの道を通って病院に行く。そんなに車線がある道路田舎にはなかったはずだけど。中学生のころの美術の教師が選挙カーみたいなのに乗って「辛いことがあったら相談しろ。電話番号は……」と言っている。いつから職業を変えたのだろう。こんな夜中に騒音を出して大丈夫か?
夢の中でのエキノコックス菌は、体の一部を引き攣らせてひん曲がらせる、というものだと理解していた。現実にはどうかは知らない。とにかく夢の中ではそう思っていた。唇がひん曲がり出して、これはエキノコックスに違いないと確信していた。
緊急外来に着くと、すぐさま男の若い医者(知らない人)が俺の唇を診た。銀色の棒で俺の唇をいじって。今思えば、菌を診るのに顕微鏡とかいらんのか?そして「完全にエキノコックスですね」と告げる。この時点でかなり死のリスクを覚悟したのを覚えている。治してほしい一心だった。というか、俺が唇がひん曲がったことがエキノコックスのせいだと思ったのはたんなる思い込みに過ぎないし夢の中の俺もそれを自覚していたはずだろう。なのに医者が全くそれを正しいと思わせるような動きをしたのは偶然なのか?必然か?しかし死の瀬戸際ではそんなことを考える余裕はなかったかもしれない。
男の医者は脇で見ていたもう一人の中国出身の若い女性の医者(これは知っている人)に、このように応急処置をしろと言って、俺の唇を銀色の棒で激しく擦った。女性の医者は言われた通りにする。今思えば、こんな応急処置しかないのかよ!ベッドに横たえられてすらいない。診察室の椅子に座ったまま、唇を擦られる。助けてくれ!死にたくない!歯医者にありそうな銀色の棒で激しく擦られて唇が痛い!痛い!痛い!死にたくない!助けて!

苦悶の表情で夢から醒めた。なんだ夢か。最近人間関係とか締め切りとかで苦しんでいるし、夢くらい楽園にいれたらいいのにな。最初のキツネは天国だったのに、なんでエキノコックスとか連想しちゃうのかな。しかも実は勘違いでしたとかじゃなく本当に死ぬパターンで話が進んでいたし。俺は心底では死にたいのか?そうかもしれない。少なくともめちゃめちゃネガティブなのは言うまでもない。アイス食べたいな。やっていきましょう。他にも最低な長い夢を見ていたけど、内容はぜんぜん覚えていない。覚えていられたらいいのに。逆に、夢の中では現実の記憶の想起とかできてるのか?途中で知っている人はたくさん出てきたけど、それは別に現実世界の記憶を参照して夢の中で知っている人だと理解していたかは定かじゃない。スマートホンだとはてなブログけっこう書きづらいな。よく操作が分からん。